四月記(卯月)
ある調査によると日本人が一番好きな花は「桜」だそうで、さもありなんと思うところです。確かに桜は日本人にとっては特別なもので、この時期になると春の訪れを告げる風物詩として各地の桜だよりが毎日伝えられます。
佐伯市でも、今年は、暖冬の影響で桜の開花は例年より早いと予想されていましたが、予想に反し3月に入り冷たい雨の日が続き寒気の影響で一時足踏みした後、月末の陽気と共に一気に開花を迎えました。
市内では、3月30日(土)と31日(日)の両日、「さいき桜まつり」が開催され、見ごろを迎えた桜と陽気に誘われ6万人の来場者で大変な盛り上がりを見せたそうです。
当施設においても、施設開設時に植えた桜が満開を迎えた4月2日に恒例のお花見を行いました。入所者の皆さんが、うららかな春の日差しの下、満開の桜を愛でながら、お茶とお饅頭を楽しまれました。
こうして、今年も穏やかな春を迎えようとしています。一方で、日々桜だよりとともに流れてくるのは災害の被害や止まない戦火のもと繰り返される悲劇です。春の日差しの様に柔らかく穏やかな人々の生活を心から願うばかりです。
令和6年4月
社会福祉法人 わかば会
理事長 三浦 好
トップページ 更新 2024 年 4 月 12 日
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